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ご挨拶

　この数年、私たちを取り巻く環境や行動はずいぶん変わりました。新型コロナウィルスの感染拡大は、私たちの行動を制限させ、外出自粛や営業自粛要請、 リモートワークによって自宅で過ごす時間が増えました。ロシアによるウクライナへの侵攻は、エネルギー逼迫、物価高を招き、私たちは節電や節約を余儀なくされたりしました。様々な生きる上での制限が、当たり前のことになってはいけません。私は我慢ばかりの人生だけではなく、できる限り開放的で生きやすい生活を目指して、家族で共にする環境、また働きやすい環境を、より有意義に変えていけるような提案をしたいと思います。

　また、人々の意識も多様化し、あらゆる面で変化が見られるようになってきました。人間にはその身体を支える骨があるように、建築にも軸という骨があります。これまで日本では新築神話のような意識があり建てることばかりが支持されてきましたが、昨今、建物の軸は残してリノベーション・再構築を考えるようになってきました。古民家を生かした再利用や地方への移住者が増えてきていることは、人々の生活の価値観も多様に変わってきているという証左ではないでしょうか。

　今、世界ではSDGsを2030年までに達するよう目標を掲げ、日本ではカーボンニュートラルとして2050年までに脱炭素社会の実現を目指しています。これから仕事をしていく上で、これらの意識は欠かせないものとなっています。我々もこの時代の流れを捉えて、地方に生きる企業としてプライドを持って日々精進しています。

　我々は、建築リニューアルの外装や内装、素材にもこだわり、快適に暮らす一助になれるような仕事をしています。また、日本経済を担ってきたプラント工場の保守、メンテナンスもこれまで同様に取り組み続けます。昨今の不透明な国際情勢により資源や部品、材料や原料が入らない事態になっても、新品時に近づけるように現状の部品を徹底的にオーバーホールし、再構築できる提案をして安心を届けられるようにしていきます。全ては人、環境を第一に考える企業であるように、人々が笑顔で暮らせる世の中を目指して、今後とも邁進して参ります。

株式会社A&Fリノベーション　代表取締役社長　藤井 裕久

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